vs☆A

アンチジャニが嵐ファンになっちまったよ

道標。

中村勘三郎さんが亡くなりました。

心からお悔やみを申し上げます。

私にとっても、勘三郎さん(当時は勘九郎さん)は

歌舞伎を見てみたいなと思わせてくれた最初の存在で。

そして初めて見に行った歌舞伎座

圧巻、圧巻で、

古典的な伝統芸能と高をくくっていた私に

エンターテイメントの素晴らしさ、そして尊さを

教えてくれた舞台でした。

それから数回見に行って

ここ最近は見たいなと思いながらも浅草の芝居小屋を横目で通り過ぎる日々で

今は見たいと思ったときに見ておかなかった自分にひたすら後悔しています。

勘三郎さん、まだまだあなたの頭の中、覗いてみたかったです。

あなたを失ったことは

日本にとって、そして世界の、地球上のエンターテイメントにとって

本当に痛手だけど、

遺してくれた素晴らしいエンターテイメントの精神は

歌舞伎に、そして息子さんたちに、そして、可愛がってくれた松本潤のなかにも

ずっとずっと生き続け、

これからも成長していってくれることと信じています。

あなたの代わりに、これからたくさんの

あなたのスピリットを携えた若者たちが

世界中の人を幸せにするはずです。

だからどうか勘三郎さん、

息子さん共々、エンターテイナー松本潤

どうか、見守ってやってください。

あなたがまた思わず涙を流してしまうくらい、

素晴らしい舞台を、彼はきっと準備します。

ありがとう、勘三郎さん。

どうぞ、安心して安らかにお休みください。

松本潤にとって

勘三郎さんという存在は

きっと

雲の上のようで

でも近くて

年齢を感じさせないその圧倒的なオーラと

涸れることのない探求心、

もっとうまくなりたい、もっとたくさんの人を楽しませたいという欲求

そしてその強く優しい人柄に

きっと、これから自分が進むべき道の先を見ていたと思う。

エンターテイナーとして、アイドルとして。

自分が一体なにができるのか。

まだまだやれることがあるんじゃないか。

それを間近で、その背中で教えてくれていたであろう、勘三郎さん。

そんな道標を失って

きっと今は心がぽかんと空いてしまったような状態なんじゃないかな。

お通夜を終えてのインタビューを受けていた潤くん。

涙を必死で堪えて

しっかりと答えていた潤くん。

「お別れの言葉はまだ言えません」

憔悴しきったその顔は

見てるのがつらいね。

「叱ってくれた」

潤くんて、たぶんそういう人なんだよ。

自分のために叱ってくれる人を

疎ましいと思わず大切にできる人。

トップアイドルになった彼を「叱ってくれる」存在はきっと稀有で、

だからこそ自分を成長させてくれる勘三郎さんを慕って、

彼は貪欲に成長してこれたんだろうなって思う。

私たちが、めんどくさいなぁ、愛しいなぁ、って思ってた

福岡2日目の夜に酔ってJr.に『俺にダメ出ししろ』的な要求をしたのは、

もしかして自分を叱ってくれる誰かが居なくなってしまった悲しさからだったのかなって思ったら

潤くんの心の底が見えた気がした。

もちろん、勝手な解釈だけどね。

潤くん、七くん、がんばれ。

勘三郎さん、

お疲れ様でした!!